全国市民政治ネットワーク交流集会は、2023年11月18日(土)に開催し、茨城ネットワーク運動連絡会が担当しました。
当日は、「代理人運動のこれまでとこれから」をテーマに、2020年に続いてオンラインで行い、100名を超える多くの参加で有意義な時間を共有することができました。
代理人運動に取り組むネットワークは、北海道から福岡まで全国で活動し、市民活動と議会活動を通して暮らしの課題解決を図っています。しかし、社会状況の変化に伴い代理人運動を広げることに様々な工夫が必要となっています。運営部分でも、新たに次に引き継ぐ難しさなどの課題を感じています。
このような中、これまでの運動をどのように評価し、これからどのような活動が必要か、 代理人運動に変化は必要か、必要だとしたらどのような変化か等々、長年運動を続けてきた各地のネットメンバーと、ざっくばらんに話し合いたいと考えました。
第一部は事前に各ネットにご回答いただいたヒアリングシートのまとめ報告と3つのネットからの報告、第二部は、少人数に分かれてのグループトークです。
第一部
1.ヒアリングシートまとめ報告(茨城ネットワーク運動連絡会)
県ネット・地域ネットに行った事前アンケートで、各ネットの組織・運営状況、課題と解決に向けた活動の工夫などを聞き取り、そのまとめを報告しました。
2.各ネットの活動、運営課題、代理人選出、ローテーション問題などについて報告を受けました。
- 北海道ネット「代理人運動のこれまでとこれから」
- 国分寺ネット(東京)「私らしくいきるために~生活者が進める市民自治~」
- 那珂川ネット(ふくおか)「那珂川ネットの活動」
第二部
報告を受け、ブレイクアウトルームを使った少人数の話し合い
参加者を5~6人程度の小グループに分け、各グループで所属ネットの状況や課題について話し合いました。
終了後のアンケートでは、全体として「よかった」との結果が得られました。
- 各県ネットや地域ネットの報告が興味深かった。
- 課題を共有したり、地域によって工夫された活動を知ることができてよかった。
- 他ネットの活動を知って刺激を受け、今後の活動の励みになった。
- 全国に同じような活動をしている仲間がいることを心強く思った。
- 小グループの話し合いに全員が参加できてよかった。
改善点として以下のような意見が寄せられました。
- 時間に制限があり、内容の絞り込みや深掘りができなかった。
- 報告後の質疑ができず残念だった。
- 小グループの時間が足りなかった。
- 基調講演などがあるとよかった。
今回の交流会では、全国市民政治ネットワークに所属する各ネットが抱えている様々な課題を出し合い、工夫を凝らした活動の様子を共有しました。
新型コロナの影響も改善し、次回の交流集会は対面でできることを願っています。