全国ネット交流集会

 

 2年に1度開催される全国交流集会は、今年は11月に埼玉を会場に開く予定で準備をしてきたが、新型コロナの影響で、集まっての開催は無理と判断し、初めてのZOOMによる開催となりました。開会を11月15日の1日のみとし 毎回2日間で行われる際の5つの分科会を省略し2部制で行いました。

 第1部はお茶の水女子大学教授の申 琪榮(しん・きよん)氏 (専門はジェンダー政策など)。 演題は「世界の女性政党‐―生成と役割」がテーマ。
 後日の参加者の感想としては、以下のような意見が多く出ました。
「代理人運動は女性政党をめざしているわけではないと思うので少し違和感があった」という意見もある一方で、「全国市民政治ネットワークの活動が世界の女性政党の中で最も長く続いているパイオニアであることを知って、感銘を受けた。」「勇気をもらった。世界で最も長く続いている女性政党ということで、もっと広げていける可能性を感じた。」「ネットは、若い人も普通のお母さんなどしろうとが当選できる仕組みをつくり、政治へのハードルを低くしてきたことに価値があると改めて感じた。」

 第2部はパネルディスカッション 「コロナ禍とローカルパーティーの役割り」 
  ―――人と人が接触しない「新しい生活様式」の下で、孤立せず分断されずつながり続ける ことが一層求められている。コロナ禍の先の社会でローカルパーティーが果たす役割は?をテーマとし、以下の内容で4か所の都県ネットワークが発表した。

  1. コロナ相談活動について(市民ネットワーク千葉県)
  2. 「アフターコロナ100人実行委員会の取り組み」(神奈川ネットワーク運動)
  3. 「新型コロナによる一斉休校の子どもたちの過ごし方についてのアンケート」 (はにゅう市民ネットワーク)
  4. 「コロナ禍で困ったことは? アンケート」(国分寺・生活者ネットワーク)

参加者の感想としては、以下の声が聞かれました。
「それぞれの発表がとてもよかった。」「各地でこんな困難な時期に頑張っていたのだなと、活発な活動に驚いた。」「各ネットがいろいろなやり方を自発的に模索している。」「調査活動を行政や議会への提案活動に活かしていてすごいと思った。」「ヒントをたくさんもらった。」

 開会あいさつ、総合司会、ファシリテーター、雑務などを引き受けた埼玉としては初めてのZOOM会議で不安や不備も多かったのですが、参加者も予想より多く(1部は外部の方も含めて175名、第2部は165名)、有意義な交流集会になったのではないかと思っています。

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