全国市民政治ネットワーク全国交流集会2014開催

集会テーマ「今こそ、市民政治を拡げよう」

 7月19日(土)から20日(日)、千葉市文化センターで全国市民政治ネットワーク全国交流集会2014が開催されました。2年に一度開催される交流集会の今年のテーマは「今こそ、市民政治を拡げよう」。集会には9都道県から約340人のメンバーが参加しました。
 19日は福嶋浩彦さん(元我孫子市長、中央学院大学教授)による基調講演「地方分権をとり戻す」と議会改革をテーマとした5つのネット(市民ネットワーク北海道、ネットながの、ネット鎌倉、小平・生活者ネットワーク、越谷市民ネットワーク)による活動報告、20日は5つのテーマ別分科会(①組織を元気にする ②調査活動 ③アベノミクスと女性政策 ④環境バスツアー ⑤福祉バスツアー)と全体会が開催されました。

基調講演【地方分権を取り戻す】
講師:福嶋浩彦さん(元我孫子市長、中央学院大学教授)

 地方分権は「国から地方にお金を持ってくる」といったものではなく、自治体が責任を持って、自治を実現するためのもの。
 人口減少社会に生きる我々は「人口が減ることを活かして、どう社会の質を高めるか、どう社会をよくしていくか」を自分たちで考え、創意工夫して、決定して、実行していくことが必要で、自治が必要になるのはまさにこれからだ。
 議会は行政の監視機関という人がいるが、議会は自治体の意思決定機関だ。条例、予算、重要な契約など、すべて議会で議決する。そのうえで、首長(行政)が議会の決定に基づき仕事をしているか、意思決定機関として行政を監視するのだ。
 議会の最大の役割は「住民の合意をつくり出す」ことである。首長は一人しかいない。だから自分の支持者の立場や利益で動くことは、一瞬でもあってはならない。常に住民全体の利益がどこにあり、合意をどうつくるか考え行動しなければならない。一方議員は何十人かいる。まず自分の支持者の立場や利益を主張するところから始めてよいが、合議制の意思決定機関として、議員同士が徹底して議論しないと意思決定できない。
 「市民自治は市民一人一人から出発すべき」というのは市民から出発していない。正しい理想の姿をどこからか持ってきているだけ。そうではなく「国家から出発するような社会ではなく、私は生活者である、市民一人ひとりから出発してみんなで話し合ってつくっていく社会に生きたい、私はそっちの社会をつくりたい」という自分から出発しないと市民から出発することはできない。

 今回の交流集会は福祉と環境のバスツアーの企画もあり、分科会が5つと盛りだくさんの集会でした。全体会で、各分科会の報告があり共有をはかりました。
 集会アピールでは、福島原発の事故から3年以上が経ち、未だ何の解決もしていないばかりか、汚染水、放射性廃棄物などの問題は深刻さを増している現在、改めて原発に依存しない地域に根差した再生可能エネルギーの政策の実現と、大切な子どもたちを戦場に送ることのない平和な国づくりのため、仲間を一人でも多く議会に送り、「市民が主役」の生活者の実感にもとづく政治を実現することを確認し、全国交流集会を終了しました。

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◆環境バスツアー
①千葉県市原市の産業廃棄物の不法投棄現場、残土処分場、最終処分場zenkoku13

②「ソーラーシェアリング実証試験場」
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◆福祉バスツアー
社会福祉法人生活クラブ「風の村」
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